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第12回【さめがれい/おしどり魚図鑑】

「知られざる夏の地魚、それがさめがれい」

夏に旬を迎える魚と聞くと、うなぎなどを想像される方が多いと思います。

その花形に隠れて密かに人気なのが、このさめがれいなんです。

この名前を聞いて知っていた方は、相当なツウな方。

魚屋ではもちろんのこと、市場でもそんなに頻繁に取引される魚ではありません。

 

「見た目はちょっと・・・」

この魚の特徴はなんと言ってもそのインパクトのあるビジュアル!

お世辞にも決して可愛いとは言えません。

表面はゴツゴツとした鮫肌で、深海魚特有の厳つい顔をしているのが特徴です。

生息は200-1000mくらいの深海で、寿命は平均で10年と意外と長生きです。

日本では全国的に水揚げされることがありますが、主な産地は北海道や三陸など関東より北が多いです。

 

「見た目との裏腹の上品な味」

そんな見た目が悪い(!?)さめがれいですが、味は想像以上の絶品。

脂の乗った夏の時期は同じ白身のひらめよりも美味しいと言われるほどです。

家で調理する機会はあまりないと思いますが、やっぱり鮮度が良いなら生で食べるのがオススメ。

値段も見た目が悪い分、他の白身よりは安いのでコストパフォーマンスに優れた素晴らしい魚なんです。

 

■名前の由来

鮫肌のかれい種ということで「さめがれい」。
漢字では「鮫鰈」。

■主な産地

日本全国で獲れる。
北海道や三陸が中心で各地の地魚。

■生態

・主に200-1000mくらいの深海に生息している
・平均寿命は10歳前後、大きさは50-70cmくらいに成長する。
・産卵期は1-2月の冬期。

■食べ方

新鮮なら刺身や寿司。
鰈種なので、煮付けやムニエル、フライなども合う

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